白ロシア駅はモスクワで最も古い駅の一つです。 と言っても駅に行けば19世紀後半と同じ建物を目に出来るわけではありません。 130年の歴史の中で何度も改修され、更に改名を繰り返してきました。 モスクワの駅でこれほど改名された駅は他にありません。 初めにスモレンスク駅、次にブレスト駅、アレクサンドロフスク駅、白ロシア・バルト駅、 そして1936年3月に白ロシア駅と改名されてからはこの名前が現在まで続いています。 1870年開設、1909年には早くも改築されています。 白ロシア駅はトベルツカヤ通りとレニングラート大通り間の広場にあります。 この駅は鉄道でモスクワとロシア西部地区、白ロシア、リトアニア、 中央・東ヨーロッパ諸国をつないでいます。 主要のモスクワーブレスト間の路線は1871年には運行が開始されました。 この鉄道のためにモスクワではガス工場が建設され、 又モスクワとミンスクには鉄道修理工場が建てられました。 白ロシア駅とその鉄道はモスクワやロシアの歴史・文化的出来事と 密接に関わっています。 1928年の春、この駅でモスクワの人々はマキシム・ゴーリキーを迎えました。 1937年には飛行士チカロフとグロモフを、1938年にパパニンをトップとする 北極探検隊を迎えました。 そして1945年、この白ロシア駅には大祖国戦争の英雄である 帰還ソビエト兵達を乗せた最初の輸送列車を熱烈に出迎えました。 この戦争を生き抜いた人々を題材とした映画があります。 題名は、”遠い日の白ロシア駅”です。 駅の建物の右翼では1938年から地下鉄、ベロルースカヤ駅の運行が始まりました。 1976年には増築され、古い建物の部分的改修もなされました。 毎日、3万人の乗客が白ロシア駅を利用しています。 白ロシア駅は現在、モスクワの主要駅の一つとして近代化の道を進んでいます。