2010年5月18日 (火)

懐かしきモスクワ

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このような場所はモスクワでは既にあまり見かけられなくなっています。
モスクワ中心部では特にそうで、アーチの無い新しい建物や
正方形の無味乾燥なアーチばかりが目立ちます。

写真にある半円形のアーチはコの字型の建物の中庭からの出口になります。
モスクワ中心部にありながら四方を建物が囲んでいるので中庭は静かです。

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中庭には普通、子供のために滑り台やブランコ、砂遊び場などがあります。
新興住宅地ではお隣でも誰が住んでいるか知りませんが、
ここでは皆が顔なじみです。

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アーチの下には床屋と薬局の看板が見えます。
薬局は現在、モスクワの至る所にあり便利です。
かつては薬局の数はとても少なく急病の時には開いている薬局を
捜しまわらなければなりませんでした。

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床屋は逆にモスクワではあまり残っていません。
現在では美容サロンが主流ですが、
価格の安さや昔ながらの流儀を好んで通い続ける人も多いです。

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2010年5月11日 (火)

モスクワのキセル

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地下鉄白ロシア駅の建物に面するトヴェリ関所広場です。

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地下鉄白ロシア駅には二つの路線があり出口も幾つかあります。
ひとつは環状線でモスクワのすべての地下鉄の路線と繋がっています。
ふたつめは環状線から放射状にのびるザモスクヴォレツキー線です。
地下鉄白ロシア駅ではいつも多くの人が行き交っています。

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また白ロシア駅からはエレクトリーチカと呼ばれる郊外電車も出ていて、
ニュータウンや地方の町から多くの人が毎日モスクワに通勤しています。

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毎日の電車賃の負担も大きいですが、そこには抜け道があります。
通勤電車には切符無しに乗りこめることを皆が知っています。
車掌に切符を確認された時にだけ少し払い、罰金を課せられることもありません。
何故なら車掌個人にお金を払ったからです。

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勿論、これは違法行為ですが、
日々を生き抜くのに必死な人々にとっては必要悪なのです。

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2010年4月15日 (木)

ロシアの寺院

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モスクワの道路に架かる橋です。

橋の上には路面電車と車が走っています。
橋の向こうには修復中の寺院が見えます。

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モスクワの古い寺院の多くはモスクワの財政により
修復されていますが、信徒の寄付によっても行われます。

ここ10-15年の間に一気に裕福になったいわゆる新ロシア人たちが
心のやましさや罪から少しでも逃れるように多額の寄付をしているからです。

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修復中の古い寺院の後ろには建設中の新しい寺院の建物が見えますが、
こちらも新ロシア人による寄付が大きいです。

時には建設中の寺院の前に、寄付を信者にお願いする看板まで立てられます。
新ロシア人だけでなくロシア正教の教会がもっと建ってほしいと思う
多くの信者が自分の出来るだけの寄付をしています。

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2010年3月15日 (月)

ロシアの広告看板

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活気あるモスクワの通りです。
たくさんの車や人が行き交っています。

写真にはふたつの看板が写っています。

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初老の男性二人が楽しそうに歩いている後ろのような看板は
近くにある映画館や劇場の演目の宣伝が多いです。

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建物に掲げられている大きな広告はたばこやお酒の広告が多いです。

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広告には健康を害することがあると書かれていますが、
お酒やたばこの宣伝に健康被害の注意を入れないで掲載することは
ロシアでは禁止されていて、違反すると罰金が科せられます。

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ЧРЕЗМЕРНОЕ УПОТРЕБЛЕНИЕ ПИВА
МОЖЕТ НАНЕСТИ ВРЕД ЗДОРОВЬЮ
ビールの過度の摂取は
健康に害を与える可能性があります

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2010年2月26日 (金)

日常の光景

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モスクワの通りで見かける日常の光景です。
この通りは家や道幅などから比較的古い通りだとわかります。
モスクワでは増大する交通量に伴い広い通りが建設されています。

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写真には小さな売店で何か買おうとしている男性の後ろ姿が見えます。
携帯電話で話しをしながらタバコを吸っている男性が通り過ぎて行きます。
モスクワの通りでは残念ながらたくさんの人がタバコを吸いながら歩いています。
喫煙が禁止されているのは公共交通機関(地下鉄、バス、トロリーバス、路面電車)と
劇場、博物館などの公共施設だけです。

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通りの向こうには看板が見えます。
小さい方は通りの名前を表す道路標識で、大きい方は不動産会社の広告です。

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通りが広く、大きくなればなるほど広告も巨大化しています。

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チラシ配り

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モスクワの地下鉄駅周辺はいつも多くの人でにぎわっています。
様々な小さな店があり、なかには24時間営業しているお店もあります。
モスクワの地下鉄は朝の5時半から深夜2時まで開いているからです。

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写真にはチラシを配っている女の子の姿があります。
地下鉄駅周辺ではとてもよく見られる光景で、
中には地下鉄駅の出口に陣取って、
出てくる人すべてにチラシを渡している人もいます。

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チラシ配りをするのは主に学生たちです。
バイト代は安いですが授業前の朝や授業が終ってからの晩に
少しだけでも働けるからです。

しかし年配のチラシ配りも時々目にします。
ロシアでは年金の額はとても少なく、働き口をみつけるのもとても難しいです。
子供に援助してもらえない年金生活の人々の中には少しでも足しになるよう、
チラシ配りや一日中広告看板を提げたりしています。

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学生の小遣い稼ぎとは意味が全く異なるのです。

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