初老の夫婦
モスクワの子供達全員が幼稚園に通うわけではありません。
親たちは可能であれば自分の親に子供の養育を頼みます。
つまりおじいちゃんとおばあちゃんが孫の面倒をみるのです。
写真も孫を連れて家の近くにある公園に散歩にきた二人です。
二人のそばでは孫達が走り回って遊んでいます。
孫の様子を眺めながら春の光、空気を楽しんでいるのが
二人の表情からわかります。
モスクワの子供達全員が幼稚園に通うわけではありません。
親たちは可能であれば自分の親に子供の養育を頼みます。
つまりおじいちゃんとおばあちゃんが孫の面倒をみるのです。
写真も孫を連れて家の近くにある公園に散歩にきた二人です。
二人のそばでは孫達が走り回って遊んでいます。
孫の様子を眺めながら春の光、空気を楽しんでいるのが
二人の表情からわかります。
小さな子供達が遊びにやってくる広場です。
乳母車や自転車でやってきた子供達は走り回ったりおもちゃで遊んだりしています。
ここでは子供達同士の初めての付き合いが始まります。
お互いに触ったり、おもちゃの取り合いをしたり、
何を言っているのかわかりませんがお互いに声をかけたりしています。
親達はいつもそばにいておもちゃを奪ってはいけないことなど
他の子供達と遊ぶ方法を教えていきます。
毎日ここで遊んでいるうちにみんな仲の良い友達となっていきます。
冬の真っ只中、子供たちが遊んでいます。
前回の写真と同じ男の子がまた転んでいますが、
彼はこのあとも何度も挑戦し続けます。
横では小さな子が坂を降りている様子を男性が見つめています。
服と帽子の色から女の子だとわかります。
ロシアでは伝統的に女の子の服装にはバラ色、赤色の暖色系が使われ、
男の子には緑色、青色など寒色系が使われます。
この男性はおそらくこの女の子の父親です。
男性の横には子供用の自転車スキーがありますが、
もしかすると女の子はこの自転車スキーで坂を滑ろうとしたのですが、
自転車スキーだけが先に落ちてしまい、
女の子は自分で坂を降りているところかもしれません。
しかしそうだとするとお父さんが助けに行くはずです。
多分、女の子はこうやって遊んでいるのだと思います。
坂もそれほど急ではなく氷よりも雪が多く小さな子供でも危なくありません。
お父さんは坂の下で静かに自分の娘が降りてくるのを見守っています。
男の子がスキーをしています。
スキーをはじめたばかりの男の子は転んでばかりいます。
モスクワでは毎年冬になると大勢の人がスキーやスケート、そり遊びをします。
ロシアの冬は雪が多くとても長いので皆その時間をうまく過ごそうと工夫しています。
日光にあたる時間も短いので多くの人が代わりにスポーツをして健康を保ちます。
誰もがこの少年のように転びながらおぼえていきます。
スキーの好きな親たちは3歳位から自分の子供にスキーを教えます。
学校でも体育でスキーの授業が行われます。
ロシアではほとんど皆がスキーが出来、上手な人もとても多いです。
この男の子もまだまだこれからです。
冬のモスクワの典型的光景です。
子供たちは自分でありとあらゆる遊びを考えだします。
今回は雪の家を作り上げました。
このような雪の家は子供たちみんなで協力して作られます。
通り掛かりの知らない子供も一緒に手伝っていいかよく尋ねてきます。
もちろん断ることはないので最後にはかなりの人数の子供たちが参加します。
色々なアイデアが子供たちの中で湧き上がり、それを取り入れながら完成したのが
この雪の家です。
写真の雪の家は子供たちだけで作られたものです。
小さい子供たちばかりで完成出来ない場合には親たちが手伝いますが、
ここで面白いことが起こります。
家はもっと大きく、もっと固くと、親たちも熱中して取り組み、
何か新しいアイデアはないかと必死に考えます。
みんな時間を忘れて取り組んだ結果、完成です!
子供たちは大喜びで、親たちも1日中、上機嫌です。
ロシアの冬はとても寒く、とても長いですが、
そこには、このような良い面も沢山あります。
子供たちが滑り台で遊んでいます。
この滑り台は木製です。
時々、鉄製や小さなコンクリート製の滑り台が
設置されることもありますが、子供たちには不好評です。
冬には滑り台も凍りますが、それを滑るのが子供たちは大好きです。
座ったり、横たわったり、年長の子供たちは立ってすら滑ります。
そして大半の子供たちはプラスチックの板を敷いて、
もっとスピードが出るようにしています。
この滑り台には台が2台あります。
1つは年長用の高い滑り台で、もう1つは小さい子用の低い台です。
高い方の滑り台は子供たちが自分で自由に滑りますが、
低い方の台では親たちが手伝います。
一番小さい子供たちの場合は親が子供を抱いて一緒に滑ります。
子供は怖くなく、親は楽しいと一石二鳥です。
さらに子供たちは滑り台での遊びを色々と考え出します。
例えば、滑り台を駆け上がる競争です。
しかしこれは親たちには不評で止めさせる場合もあります。
滑り台には手すりさえないので危険なのです。
機関車と呼ばれる遊びもあります。
縦に並んで座り前の人にしがみつき、数珠繋ぎに一緒に滑り降りるものです。
モスクワ南西にあるトロパリョーヴァ公園です。
かつてはただの休憩場所でしたが、現在は森林保護公園となっています。
この公園にはモスクワでは珍しい生き物も数多く生息しているので、
動物を捕まえようとしたり、公園を汚したりする人がいないか民警隊が監視しています。
トロパリョーヴァ公園は子供にとっても大人にもとても魅力的な場所です。
公園内には幾つかの子供広場があり、子供たちがそこで遊んでいる横で
親達はベンチに座ってゆくっりすることも出来ます。
もちろん、小さい子供の場合には座ってなどいられませんが、
もう少しすれば自然に子供同士で遊んで友達もここで出来るようになります。
親はその様子をベンチで眺めて過ごします。
この写真は冬のトロパリョーヴァ公園の写真です。
親は立ったりうろうろしながら子供たちを見ています。
気温は-15度から-20度の間ですので座ってじっとしていたら、
数分で凍えてしまいます。
ですので冬には子供たちの遊びに親たちもよく参加します。
一緒に走りまわったりして体を暖めるのが目的ですが、
結構これが大人にも楽しいのです。
冬の昼休み時、ありふれたモスクワの通りの光景です。
昼休みは普通、1時から2時までか2時から3時までで会社によって異なります。
あるものは近くのカフェやレストラン、大衆食堂など懐具合によって昼食をとりに行き、
ある会社ではオフィスにデリバリーを注文したり、自前の食堂のある会社もあります。
会社の近くに自宅のある人は帰って家で昼食をとったりもします。
写真にはおそらくカフェか自宅に昼食をとりに向かっている人たちが写っています。
そのうちの1人は手に荷物をぶら下げています。
多分、彼は店に寄って自分や同僚の食料を買って会社に戻るところです。
社員の昼食のことを全く考慮していない会社にいる人達は、
いかにして安く快適な昼食をとるか、毎日みんな真剣に考えています。
時にはみんなからお金を集めて1人がお店に食料を買出しに行き、
持ち帰った食べ物をオフィスの机で皆が食べる場合もあります。
しかし殆どの会社では社員達の昼食にはちゃんと心を配っています。
太陽が輝いているにもかかわらず、外はとても寒いです。
彼らは早く通りを抜けて再び暖かな建物に入ろうと急いでいます。
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